2017 #1 支部便り【アメリカ支部】青田コーチ

米国支部(Los Angeles)
#164青田 志郎

皆さま、ご無沙汰しております。#164青田です。

簡単に自己紹介を致しますと、08年4月に長男の小学校入学を機に2年下の次男とともに入校、小生もラグビー経験はないもののコーチを志願。LAへ赴任するまで約7年半、家族揃って田園にお世話になりました。入校当時は何をしているのかすら分からず、それからしばらくは嫌々通っていた子どもたちでしたが、3年生以降は合宿や県大会を通じてかけがえの無い仲間たちと、すっかり田園でのラグビー中心の生活を送っておりました。LAへ引っ越しましたが、子どもたちは幸いにもRugby続けることができています。体験したことしくらいしか書けませんが、支部便りとしてお伝えしたいと思います。世界ランキング17位の米国ですが、残念ながらRugbyは野球、アメフト、バスケ、アイスホッケーの4大スポーツと比べると、まだまだマイナーです。LAにはYouthチームが9チーム*1ありますが、殆どが自宅から50キロ以上離れた比較的盛んな地域にあるため、少人数ながら近隣で唯一のPasadena Rugby Club*2に所属しています。

(*1 他に高校の部活として10チーム。 *2 創設者はKei Takarabe氏(故人)という元日本代表選手とのこと。)

現在のクラブ代表はNZ出身、選手もオセアニアやヨーロッパ、南米からの移民や駐在員の子弟が中心です(日本人は愚息2人だけです)。また、米国では季節ごとに異なるスポーツを体験することが一般的で、夏~秋のアメフトをメインに、シーズンオフの冬にラグビーをやっている掛け持ち選手が大半です。ちなみに長男も高校の部活ではアメフト(SS)をやっています。

なお、YouthチームはU-8~U-18までの2歳刻みのカテゴリーに分かれており、現在は、13歳の次男も15歳の長男とともにU-16に所属しています。日本ではFWだった2人もこのカテゴリーでは圧倒的に身体が小さくSHやWTBでプレーしています(FWの癖が抜けず、真っ先にMaul, Ruckに入ってしまうところはご愛嬌です…)。国籍、人種、経験スポーツなど、多様性豊かな中でプレーできることは、言語や文化を学ぶには素晴らしい環境である一方、帰国したり、他のスポーツの行事と重なったりと、毎年、毎回メンバーが安定しない(そして少ない)ところはもどかしいところです。先日の試合では当方4人、相手が3人しかおらず、第3のチームから大勢借りて試合を成立させたこともありました。お国柄もあり、誰が来るのかは当日にしか分かりません。ちなみに15人制です(笑)。

若輩ながらコーチをしていた経験から感じていることを少しだけ書かせていただきます。

前述の通り、シーズンが短く、練習もそこそこにいきなり公式戦がスタートしますので、やむなくゲームを通じたチームビルディングとなります。初心者も多くいるのですが、大して基礎練習すらせず、子どもたちが感覚的にパスや密集の裁き方を学びながらシーズン終盤に向かってチームとして形にしていきます(実際に形になります)。この点は他のスポーツでも同じような傾向がありますが、「型」をしっかり身に付けてから試合に臨む日本のスタイルとは異なり、臨機応変な応用力という観点ではアメリカの底知れぬ強さを感じます。

最後になりますが、時期は未定ながら子どもたちは帰国してもRugbyを続けていきたいようです。かけがえの無い時間過ごしたメンバーと、チームメイトとして、もしくは相手チームのメンバーとして再会できることを楽しみにしています。また、田園スクール生、OBの皆さん、ご父兄、コーチの皆さまの益々のご活躍を祈念し、支部便りの終わりとさせていただきます。

青田 志郎

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